二宮尊徳の教え「どんなものにも徳がある」
2021/11/30
二宮尊徳はモノや人の持っている「良さ、取りえ、持ち味」のことを『徳』として、その徳をうまく使って社会に役立てていくことを『報徳』呼びました。
尊徳は「あらゆるものに得はある」と考えました。これを『万象具徳』いいます。この万象具徳の内容について、小田原の報徳博物館元館長の佐々井典比呂さんは次のような詩で表現しています。
『万象具徳』
どんなものにも良さがある
どんな人にも良さがある
良さがそれぞれみな違う
良さがいっぱい隠れている
どこか取りえがあるものだ
モノの取りえを引き出そう
人の取りえを引き出そう
自分の取りえを捧げよう
取りえ取りえが結ばれて
この世は楽しい増え世界