腰痛はなぜ起きるの?
2024/01/19
●人間が2本足で立っていられるのは脊柱(背骨)のおかげ
私たちの体を備えている脊柱(背骨)は24個の椎骨からなっています。
椎骨には頸椎が7個胸椎が12個で腰椎が5個あります。
そして、その下に仙骨と尾骨があり骨盤に連結しています。
哺乳類動物で唯一二足歩行で生活しているのは人間のみです。
この脊柱は『生理湾曲』と言って緩やかなS字型になっており、これが体におけるショックを和らげるクッションの役割を果たしています。
そしてもう一つ、椎骨と椎骨の間にあって体に受けるショックを和らげる働きをしているのは椎間板です。
この脊柱のクッションのおかげで私たちは重い頭を支えてバランス良く立って歩けるのです。
椎間板は、中央に髄核がありその周囲を線維輪と言う輪状の軟骨が取り巻いています。
しかし、椎間板の老化が始まるのは20歳ごろからと言われています。
何故かと言うとこの髄核は20歳頃を境にして水分が次第に少なくなっていきます。30歳を過ぎると線維輪も水分が少なくなってきて老化が始まり弾力をなくしてきます。
このように老化し退化していく椎間板を守って私たちを腰痛から保護してくれているのが筋肉や靭帯です。
適度の運動やストレッチをする事で筋肉も柔軟性を保ちますが、運動不足が続き事で次第に弱くなってしまい、ちょっとしたバランスの崩れでも腰痛を引き起こす元になってきます。
*日頃から気をつけてほしいこと
・適度な運動とストレッチ
・激しい過度な運動は避ける
・長時間同じ姿勢でいない
・暴飲暴食を避ける
・睡眠をしっかりとる
・ゆっくりお風呂に入る(シャワーのみは避ける)